用語は正しく使いましょう、というお話。
「~のみブレイク可能」というアビリティによって構成される、同一ネームによる通称"多段ブレイク"。さらにネームだけではなくカード名称をも指定される場合、そのブレイク経路は同じネームのブレイクカードが最低でも3枚重なる事から通称"3段ブレイク"とも呼ばれます。
けれど、その3枚目を"ファイナルブレイク"と呼ぶ風潮はありません。3枚目であることから"3段目"と呼ぶことはあります。では、呼ばれないのは何故でしょう?
…この答えが判らない人は、一度ルールを読み直す必要があるのですが、"3段目のブレイクカード"は決してファイナル(最終)ではありません。最初からセットできないのは正しいのですが、それは最後にしかセットできないという事とイコールではありません。"3段目"の上に"2段目"を重ねてブレイク出来ることは可能なのを忘れている人が多いのかもしれません。
で、話はがらりと変わって3段目。これ、今回出た
死霊術で突然場に呼び出せますね。Saga2のものはファクター修正されて重くなってるのですが、Saga1の"3段目"は確か必要ファクターが1だった気がします。
死霊術の特性から、別に何色がどうこうという制限はありません。ですが、死霊術が打ち消される事を考えると、それに対するカウンターを持てる赤か、あるいは捨て札置き場から拾ってこれる青と組むのが賢明ではないでしょうか。赤と組んで水垢離から高速展開するのも手かな。
1ファクターで呼び出せる3段目は以下の通り。
サイキックマスター “藤宮 真由美”
結巫女 “厳島 美鈴”
漆黒の魔導師 “ステラ・ブラヴァツキ”
ヴァンパイア・ロード “夜羽子・アシュレイ”
ドラグーン・エンプレス “ィアーリス”
ライトニング・マスター “東海林 光”
サイコマスター “結城 望”
禍巫女 “弓削 遥”
陰陽頭 “土御門 紗綾”
白嶺の魔女 “ディーナ・ウィザースプーン”
黒鴉の魔女 “ジリアン・マキャフリー”
魔狼 “フェンリル”
サタン “ルシフェル”
クリエイター “クラリス・パラケルスス”
イレイザー・機甲師団長 “ラユュー”
意外とたくさん居ます。
肝心の積み込むべき3段目ですが、操り系の"ラユュー"と"クラリス・パラケルスス"は此処では除外しておいた方がいいでしょう。クラリスは自身の強化も出来ますが、その為であれば普通に呼び出したほうが早いです…。また"ルシフェル"はデメリットが大きすぎます。どうしても呼び出したいのであれば、一番お手軽な手段ですけどね。
後は、まあ…出れば強い系でしょうか。純粋にバトルに強い"藤宮真由美"・"東海林光"・"結城望"・"弓削遥"・"ジリアン・マキャフリー"。これらは1~2枚(あるいは1枚づつ!?)投入していれば何とかなりそうです。
それ以上に、面白そうなのがコントロールに優れた人たちを複数投入する部分でしょうか。最強カウンターである"厳島美鈴"、精神砲"ステラ・ブラヴァツキ"、ブレイク剥がし"夜羽子・アシュレイ"、等々。間接射撃の"ィアーリス"も面白そうです。
しかしここでは、あえてこの人をお勧めしたい。それは、そう。1段目や2段目のあまりの使い勝手の悪さに目を向けられる事の少ない、最狂最悪のロック性能を持つ"土御門紗綾"を。
まー、好きなのを突っ込んで構わないという、ある意味お手軽なデッキかもね。アルティメット以外ではまったく旨みがないカードでもあるので、修正されるかどうかも微妙。
誰か作ってみない?
死霊術の詳細はこんな感じです。
死霊術(No.593/Saga3)
極星、5FXC、プロジェクトカード
≪このカードのコスト≫はダメージ置き場に置かれる。目標の≪あなたのダメージ置き場の必要ファクターXのブレイクカード1枚≫を、ネーム・分類・ブレイク条件を無視して、パワー0の、あなたの支配キャラクター1人にセットする。
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