ウェブログ、という言葉を御存知でしょうか。いや、さすがにここを見に来ていて知らないとは思い難いのですが、今となっては「blog」で通用する言葉そのものでもあります。もとはweblogだったんだよね。
実際にはこの2つには微妙な違いのようなものがあるように感じられるのですが、どうもweblogと言うと"そのあり方"を指す感じであり、blogというと"weblogを構成するシステム"のように捉えられる場合もあります。本来は同一のものであるはずなのですが、違うように扱われる事もある気がします。
…意味判らないかな。多分、花梨とか判ってないんだろうな(何
実例で言うと、ここはblogであり当然ながらweblogでもあるのですが、場合によっては"私のweblog"は"ゆなりずむ"であり、"私のblog"は"忍者blog"だという使い方もされるという事です。
さて、ここでちょっと定義とか調べてみたら、なんだか面白い(?)ものに行き着きました。
割と誤解している節があると思うけれど(というか私も勘違いしてた)、weblogに関して本来はblogシステムと呼ばれるものを利用している必要は"ない"。意味は逆で、weblogを手軽に構成する為の地盤として現在の各種blogシステムが作られているという背景。つまり、blogのシステムを使っていないからweblogではない、とは言えないわけです。じゃあweblogって何なんだよ、って事になるんですが、どうも要点は次の2つに集約されるようです。
・個人運営であること
・頻繁に更新されること
この2つを満たしている必要があるようです。1つ目はともかく、2つ目は耳の痛い人もいるんじゃないでしょうか(笑)
内容は日記であったり、テキスト系であったり(日記に在らず)、ニュース系であったり。他にもありますが、所詮は個人の範疇ですので大抵はこの3種類のどれかに当てはまります。テキスト系、というのは非常に範疇が広く大抵当てはまっちゃうので反則な気もしますけどw
さて、私のこのblogはweblogと言ってもいいのでしょうか。極力頑張って更新してはいるつもりですがー。
個人的な見解ですが、上記のように言いつつも日本ではblogとhtml直書きの日記サイトは別物扱いされています。私自身はどちらも経験がある(花園~本舗~bibliophileはhtml、note of以降はblog)ので両者の利点欠点は把握しているつもりですし、どちらが優れているとも正直思えません。別にhtmlだからスゴイってワケでもないですし(制約は確かに少ないのでやりたい事が自由に出来ますが)、誰でも使えるblogだから見下す必要もないと思います。
ただ、案外知られていませんが、現在のblogの流れには2種類あります。俗に言うMovableType系の「記事単位」を重視するblogシステムと、tDiary系の「1日単位」を重視するblogシステムです。
tDiary系は日付をキーにしている為、同一日付の複数記事が作成できません。その反面、同一日付の中に複数の記事を持つ記述方式に優れている為、いわば日本の"日記"に非常に近い感じになります。
逆にMovableType系はキーが存在せず、日付に縛られずに記事をどんどん投稿していくタイプで、ニュース系だったり自論や意見の主張だったりという方向に向いているものです。1日1件という日記に使えないわけではないですが、どちらかと言うと大げさなものになります。
今私の周囲を見渡していると、日本でレンタル出来るものの多くがMovableType系のようですが…。fc2やexite、amebaがMovableType系ですね。言うまでもなく、忍者もMovableType系です。対して後者のtDiary系は…はてなしか思いつきません。
そういう意味で、巧くblogを選択できていない人というのが割と多いような気がします。ユーザーが多く多用な使われ方がされているfc2ですが、どうにも向いていない気がするのです。まあfc2はMovableType系でありながら複数記事を一度に表示して擬似時系列を確保するという手段を用いているので、見た目的には「同一日付の共存できるtDiary」という使い方も出来てしまう素敵システムなのですが。
ざっと見た感じ、マビノギ系は何故かfc2が多いです。対してアクエリ系は妙にはてなが多い。どう考えても逆のがいいと思うんですが、私は…(苦笑)
しかし周囲に忍者blog使ってる人、居ませんね。まだマイナーなのかな。実はfc2のカスタマイズ性とメンテナンス性を大幅に向上させた、ある意味上位blogなんですけどねこれ…w
こんな風に、私みたいに手当たり次第に記事を追加するタイプにはMovableType系がぴったりという事でした。以前ははてなだったのだけれど、すっごい使いづらかった。コメント機能の貧弱さを別にしても、私の記述スタイルには向かなかったんですよねー。
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