まず最初に。
詳しい事は
個人のblogで語ってる事なんかではなく、きちんと
Wikiでも参照しましょう。
さて、この悪魔の証明というもの。実際問題として突きつけられると通常は覆せません。あるいは、非常に困難な手段でしか覆せません。これだけ見ると、悪魔の証明を突きつける側が悪者、と捉えがちですが本当にそうなのでしょうか?
プロの雀師はイカサマの手順を熟知しています。もちろん自らイカサマを行使するためではなく、イカサマを見破る為です。しかし逆に、イカサマをしていない事を証明するのは非常に困難です。それが故に、雀卓の下に手を置かない、必ず決まった手で牌を掴む、などのキマリを守ります。イカサマを「していなかった」という証明をするのではなく、「イカサマをしていない」という既成事実を常に守るわけです。
悪魔の証明を、する方が悪いというのは誤りなのです。もちろん決していい事ではありませんが、そのように主張することは疑われても覆せないという事。元を正すと、疑われるような事をしていた、という部分に起因するわけです。そしてその疑いを晴らす為に十分な証拠証言が得られなかった為に、突きつけられるのが悪魔の証明なのではないでしょうか。
もちろん、使わないほうがいい、というのはとてもステキでキレイな事です。
私はこの悪魔の証明を、割と多用する方だと思います。逆に言うと、周囲にそれぐらい疑わせるような行動をする人が溢れている、という悲しい現実でもあるわけですが。もちろん、そんな事を追求せずに表面上の付き合いを続けている相手というのもたくさん居ます。
後は言わなくても判るでしょう。
それでも死ねと言われる辺りが、人を不快にさせる天才たる所以かもしれません。
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